欧州各国の環境保護庁などで構成するEPAネットワークは、欧州委員会が提案した、循環型経済への移行をモニタリングする枠組み案に対し、指標の追加を提案する討議文書を発表した。欧州委員会はEUの循環型経済への移行状況を測るため、重要材料の自給、廃棄物のリサイクル率、グリーン調達など10項目の指標を設けている。この討議文書の作成をリードしたオランダ環境評価庁(PBL)によると、EPAネットワークはこれらに加え、資源フローの絶対量、環境負荷の域外への移動を示すフットプリント、さらに循環型社会への移行に必要な施策の実施状況の評価ができる指標も必要だとして追加を提案した。また、EU・加盟国・製品の各レベルでのデータの収集も必要だとしている。これらの追加項目を測るには、より多くの知見やデータが必要になるが、移行の進度を追跡することは重要であり、それにより遵守状況の測定から、移行を実現するために必要な学びも促進しつつ管理面の負荷も考慮するスマート情報システムへと枠組みのレベルを上げることになるという。
情報源 | オランダ環境評価庁(PBL) プレスリリース EPAネットワーク(欧州各国の環境保護庁等の長によるネットワーク) |
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国・地域 | EU |
機関 | オランダ環境評価庁(PBL) |
分野 | ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | モニタリング | リサイクル | 欧州委員会 | オランダ環境評価庁 | PBL | 指標 | グリーン調達 | 循環型経済 | EPAネットワーク | フットプリント |
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