アメリカエネルギー省(DOE)は、全米で風力市場が引き続き成長していることを示す3つの風力市場報告書を公表した。報告によると、国内の風力産業は2016年に、8,200MW以上の発電設備容量を追加し、追加設備容量全体の27%を占めた。同年は風力がアメリカの電力の約6%を供給し、アイオワ州とサウスダコタ州は電力の30%以上、12の州で10%以上を風力で賄っている。連邦生産税控除(PTC)や州政策、発電技術のコストと性能の向上が風力発電の成長を促し、電力事業者や企業等への売電価格が低下したという。大規模風力発電施設は国内で計82GW以上、国内第1位のテキサス州では20GW以上の設備容量を持つ。またロードアイランド州ブロック島の沖合に同国初の商業用洋上風力発電所(30MW)が完成。同国の家庭や農場などに直接電力を供給する分散型風力発電の設備容量は累計で992MWに達したという。アメリカエネルギー情報局によると、2016年の同国の風力エネルギーは、2011年のほぼ2倍の2億2600万MWh超となった。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 風力発電 | アメリカエネルギー省 | DOE | 分散型 | 市場調査 | 洋上風力発電 | 設備 |
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