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 アメリカ海洋大気庁、2019年の大西洋ハリケーンの活動予報を上方修正

発表日:2019.08.08


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2019年の大西洋のハリケーンの活動が平年より活発となる可能性を2019年5月時点の予測の30%から45%に引き上げ、また、太平洋のエルニーニョ現象が収束したと発表した。エルニーニョは通常ハリケーンの活動を抑制する。収束したことによりハリケーンの活動は活発化し、1995年からハリケーン活動が活発期に入っていることとあいまって、平年以上の活動の可能性が高まった。平年並みの可能性は5月予測の40%から35%に、平年以下の可能性は同じく30%から20%に低下した。シーズン中に予測される熱帯暴風雨数も上方修正された。命名暴風雨(風速約17m/s以上)は10~17個発生し、うち5~9個がハリケーン(風速約33m/s以上)となり、さらにそのうちの2~4個が重大ハリケーン(風速約50m/s以上)に発達する見通しという。平年では、発生する命名暴風雨は12個、うち6個がハリケーンとなり、そのうちの3個が重大ハリケーンに発達する。2019年にはこれまでハリケーン1個を含む2個の命名暴風雨が発生した。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) メディアリリース 5月時点の予測
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 大気環境
キーワード アメリカ海洋大気庁 | 太平洋 | ハリケーン | エルニーニョ現象 | 大西洋 | 熱帯暴風雨 | 命名暴風雨
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