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 国際再生可能エネルギー機関、中米の低炭素経済発展には地熱発電が大きな役割を担うと報告

発表日:2017.08.22


  国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、中米地域の地熱エネルギー開発を促進するためのワークショップをエルサルバドルで開催した。中米の発電設備容量における地熱の比率はすでに世界のトップクラスにある。地熱発電設備容量はコスタリカ(207MW)、エルサルバドル(204MW)を筆頭に伸びており、これを20倍に伸ばすことも可能だという。しかし適切な政策や規制措置の不足により、この可能性が阻まれている。今回のワークショップは、こうした障害を克服し、地域の地熱技術や政策、規制、資金調達における能力を強化することを目的に、エルサルバドルの国営地熱発電企業LaGEO、ドイツ国際協力公社(GIZ)の協力により実施された。IRENAは、「中米の膨大な地熱資源を活用できれば、低炭素型の経済成長を促進しつつ安価な電力を確保できる。このワークショップで、中米の地熱先進国の知識や経験を共有することにより、地熱開発を進めるために必要な、安定した長期的な政策枠組みの土台を築くことができる」としている。

情報源 国際再生可能エネルギー機関(IRENA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード IRENA | コスタリカ | 地熱発電 | 国際再生可能エネルギー機関 | 低炭素経済 | 中米 | エルサルバドル
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