カナダ環境・気候変動省は、気候変動の影響で極端な気象現象の強度と頻度等が増す中、学者、民間部門、政府等による「気候変動への適応・回復力の成果に関する専門家パネル」を起ち上げたと発表した。同専門家パネルは、カナダの連邦政府や州、準州が実施している気候変動への適応策の進展を評価する方法について政府に助言する組織。気候変動への回復力が適応策でどのように構築されているかを、政府がより適切に把握できるよう、最新情報の提供、気候変動対応型インフラの支援、建築基準の改訂等を行う。また、環境保全技術や技術革新等への投資により気候変動対策を進める全体プラン「環境に優しい成長と気候変動に関する汎カナダ枠組」を支援する。2016年のフォートマクマレーでの史上最悪の森林火災(9万人が避難、建物2400棟が焼失、損害額約35億ドル)の他、ブリティッシュコロンビア州でも2017年4月1日以降の森林火災は同州最悪となっている。カナダ政府は回復力構築のため、5年間(2017年~2022年)で2億6000万ドルを投資すると発表した。
情報源 | カナダ環境・気候変動省 プレスリリース |
---|---|
国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境・気候変動省 |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | 建築物 | 環境保全 | 適応 | インフラ | 技術 | 回復力 | 極端気象 | カナダ環境・気候変動省 |
関連ニュース |
|