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 欧州化学物質庁、有害化学物質の輸出に関する事前通知規則の遵守率が高まっていると報告

発表日:2017.09.06


  欧州化学物質庁(ECHA)は、有害化学物質などの輸出に関する事前の情報に基づく同意(PIC)規則の遵守率が高まっていると報告した。PIC規則は特定の有害化学物質の輸出入を管理するため、EU域外に化学物質を輸出する企業に事前通知を義務付けている。企業からの事前通知は、規則が施行された2014年から2016年までの3年間で4500件から8000件近くまで74%増加したという。これは当初予想されていた増加率(年間10%)を大幅に上回る。通知件数の増加は、EUが輸入国の当局に対して提供する情報が増えていることも示しており、輸入国はこの情報を規制や国内で化学物質を使用する企業を特定する目的で利用できる。また、PICの取り組みに関与する企業は同期間に390社から1177社に増加した。これは、事前通知の対象となる化学物質リストの拡充や、規則に関するECHAの啓発活動の結果だという。EU内外の国家当局からECHAに技術的または規制的支援を求める件数は同期間に1000件から1800件に増加した。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース 欧州化学物質庁(ECHA) 事前の情報に基づく同意規則
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質管理 | 輸出 | 欧州化学物質庁 | ECHA | 有害化学物質 | 輸入 | 規則 | PIC規則
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