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 欧州化学物質庁、22種類の有害化学物質をEUの輸出入規制に追加

発表日:2020.07.22


  欧州化学物質庁(ECHA)は、22物質を含む19品目をEUにおける有害化学物質の輸出入に関するPIC(締約国間の輸出に当たっての事前通報・同意手続)規則の下で新たに輸出届出の対象とした。また、22物質のうち20物質は、輸出する前に輸入国当局の同意が必要となる。さらに、蛍光灯など一連の水銀含有物品もPIC規則の附属書Vに追加され、EUからの輸出が禁止となる。2020年9月1日以降にこれらの物質のいずれかを輸出するには、輸出の少なくとも35日前までに、その意思を当局に届け出なければならない。農薬のホレートと、工業用化学物質であるヘキサブロモシクロドデカン(HBCDD)は、2019年のロッテルダム条約でのリストアップに続いてPIC規則に追加された。今後これらを輸出するには届出が必要となるが、HBCDDはPIC規則の附属書Vに掲載済みであるため、EUからの輸出は既に禁止されている。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA)ニュース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード EU | 欧州化学物質庁 | 有害化学物質 | ヘキサブロモシクロドデカン | ロッテルダム条約 | PIC規則 | PIC | 工業用化学物質 | 水銀含有物品 | 附属書V
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