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 欧州化学物質庁、より安全な代替化学物質のための新戦略を公表

発表日:2018.01.29


  欧州化学物質庁(ECHA)は、有害化学物質の代替に使える安全性の高い物質や技術の導入をEU全域で促進する新戦略を公表した。能力構築、資金提供・技術支援、データの可用性向上、協力ネットワークの構築を主な行動領域とし、具体的な措置として、1)サプライチェーン全体の能力構築のため、代替の機会や問題に関する対話を開始し、安全性の高い代替物質の研究・評価・導入に向けた協力を強化、2)代替関連プロジェクトに利用できる資金や技術支援を提示し、企業への情報周知を図る、3)持続可能な代替に役立つECHAの化学物質データの有効利用を促すプロジェクトの推進、4)既存のネットワークに加え、多数の利害関係者(欧州委員会、加盟国当局、業界団体、企業、NGO、消費者団体など)で構成されるネットワークの構築、を示した。戦略は関係者や加盟国の意見に基づき作成されたもので、今後ECHAの年間事業計画に盛り込まれ、サプライチェーンの合同ワークショップからの情報は2019年以降の戦略策定に役立てるという。なお、戦略実施の進捗は年一回報告される。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 欧州化学物質庁 | ECHA | 戦略 | 安全性 | 技術 | 資金 | 有害化学物質 | サプライチェーン | 代替物質
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