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 国連気候変動枠組条約とエタノール製造企業、輸送部門のバイオ燃料利用拡大のため連携

発表日:2017.10.18


  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、2017年11月のCOP23を前に、エタノール・ヨーロッパ・リニューアブルズ社(EERL)と連携し、輸送部門でのバイオ燃料利用の拡大を進めると発表した。輸送部門はエネルギー関連の温室効果ガス排出量が2番目に多く、世界的に急速に拡大している。エタノールは化石燃料に比べてCO2排出量がはるかに少なく、これをガソリンに添加することで、同部門からの排出の大幅削減が可能だという。EERLは、他のバイオエタノール製造企業とともに輸送部門の低炭素化移行を加速する活動をしており、COP23ではその取組みの発表を予定している。バイオ燃料は増加を続けるガソリンエンジン車から排出されるCO2の削減のための有望な手段であり、世界中の自動車が炭素中立型に切り替わるまでの間の橋渡しとして、この技術が輸送部門の排出削減に大きく貢献するものと期待される。UNFCCCは、持続可能で安全な未来に向けた前例のない事態のなか、あらゆる連携が前向きの機運を醸成する有効な触媒になるとしている。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境
キーワード バイオエタノール | バイオ燃料 | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | UNFCCC | 輸送 | エタノール | EERL | エタノール・ヨーロッパ・リニューアブルズ社
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