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 欧州化学物質庁、REACH規則に基づく2013年期限までの登録予定物質は2300種と公表

発表日:2012.02.03


  欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則に基づく段階的導入物質の登録予定について、事前登録を行っている全事業者を対象に行った調査の暫定結果を公表した。これによると、2013年5月31日の第2次登録期限までに登録が予定されている化学物質は2300種にのぼることがわかったという。REACH規則では、対象となる段階的導入物質をEU域内で年間100トン以上製造または輸入する事業者は、第2次登録期限までに登録することが義務付けられている。ECHAでは、今後も調査を続け、登録リストを毎月更新するとともに、2300物質の3分の2について、先導登録者(同一物質を扱う複数事業者のうち代表して登録を行う者)の公表も予定しているという。今回作成されたリストは、化学物質の流通過程における下流の事業者にとって、使用している化学物質の登録状況を確認するのに役立つ。しかし、化学物質の特定用途は示されていないため、下流の事業者は上流の事業者に対し、自らの特定用途を伝え、登録時の化学物質安全性評価や曝露シナリオで考慮されるよう確認する必要があるという。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 安全性 | 事業者 | 2013年 | 段階的導入物質 | 第2次登録期限 | 先導登録者
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