欧州化学物質庁(ECHA)は、欧州のREACH規則(化学物質の登録・評価・認可及び制限に関する規則)の登録一式書類の情報のうち、安全性データシートに含まれる情報を同庁ウェブサイトの情報提供ページで開示する予定と発表した。開示される情報は、登録者の名称のほか、REACHの登録番号やPBT(残留性、生体蓄積性、有毒性)とvPvB(高残留性、高生体蓄積性)の評価などの情報も含まれる。これら情報の開示のためには、REACHの電子窓口(REACH-IT)と文書作成ツール(IUCLID)の大幅な改訂が必要なため、実際の開示までは時間がかかる予定で、詳細は今後発表される。なお、情報の機密性確保について登録企業から要求があり、同庁がそれを正当と認めた場合は、これらの情報は非開示にできる。同庁はこれまでに、登録一式書類に含まれる情報から、2010年までに登録された段階的導入物質のうち95%を、情報提供ページで開示している。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース 欧州化学物質庁(ECHA) 化学物質の登録情報提供ページ |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 環境総合 |
キーワード | 化学物質 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 安全性 | 残留性 | データシート | 生体蓄積性 | 有毒性 | vPvB |
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