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 2009年6月の海水表面温度は観測史上最高

発表日:2009.07.17


  2009年6月の世界の海面温度は、2005年の記録を破り、観測史上(1880年以来)最高となったことが、アメリカ海洋大気庁(NOAA)国立気候データセンターの分析で明らかになった。地表面・海面両方の平均温度も観測史上2番目に高かった。6月の気温は、20世紀の平均気温と比べ、地表面・海面両方の温度で0.62℃、海面で0.59℃、地表面で0.70℃高かったという。その他、注目すべき点として、(1)6ヶ月、海面温度の異常が続いた後、エル・ニーニョ現象が到来したこと(該当地域の6月の海面温度は平均より0.9℃高い)、(2)地表面温度の上昇が一番顕著だったのはアフリカ、続いてシベリアや黒海・地中海周辺、(3)北極海の海氷面積は1150万km2で、1979~2000年の平均値より5.6%少なかったが、南極海の海氷面積は同時期の平均値を3.9%上回った、(4)中央ヨーロッパでは豪雨が多く、洪水や土砂崩れ等による被害が13件報告され、2002年以来最悪の自然災害に見舞われたことが挙げられている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気局(NOAA)
分野 地球環境
キーワード NOAA | 南極 | アメリカ海洋大気局 | 豪雨 | 洪水 | 海面温度 | 地表面温度 | エル・ニーニョ | 海氷面積 | 北極
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