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 世界気象機関、統合全球温室効果ガス情報システムに関する初のシンポジウムを開催

発表日:2018.11.19


  世界気象機関(WMO)は、2018年11月13~15日に「統合全球温室効果ガス情報システム(IG3IS)」の第1回シンポジウムとユーザーサミットを開催した。IG3ISは、WMOの全球大気監視(GAW)の観測網と測定標準をもとに、温室効果ガス濃度測定結果と人間活動による排出データを関連させるシステムで、これにより各国の意思決定者は温暖化に対する自国の負荷を科学的に把握しデータに基づいた政策や行動をとることができる。シンポジウムとサミットは、IG3ISの科学チームとユーザーの対話を図るもので、排出インベントリ作成者はじめ行政や産業界等から多数が参集し、データに基づく排出情報の必要性、技術的対応能力の現状等について討議した。排出削減対策には、気候変動現象の複雑性と社会経済的な関連を踏まえた適切な情報が必須である。IG3ISは今後、専門家とユーザーの密接な連携によるシステムの充実、途上国における新規プロジェクト、排出情報提供のための科学技術力の向上、土地利用関連部門に関する情報提供に取組む。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 気候変動 | 世界気象機関 | 温室効果ガス | 温暖化 | 全球大気監視 | 統合全球温室効果ガス情報システム
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