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 アメリカエネルギー省、リチウムイオン電池の再利用を推進

発表日:2019.01.17


  アメリカエネルギー省(DOE)は、リチウムイオン電池の再利用を推進するため、再利用コンテストを実施するとともに再利用研究開発センターを立ち上げると発表した。消費者向け電化製品や、防衛、エネルギー貯蔵、輸送用途のリチウムイオン電池から、リチウムやコバルトなどのクリティカルマテリアルを回収・再利用する。クリティカルマテリアルは高価なうえ輸入に依存しており、大統領令13817号でも「重要鉱種の安全で安定した供給確保」のため「重要鉱種の再利用・再加工技術の開発」が必要だとしている。現在、アメリカではリチウムイオン電池の回収・再利用率は5%に満たないが、今回の取組によってリチウムイオン電池の90%を収益性のある方法で回収する技術開発を目指す。コンテスト賞金は、発案から試作、実証までの3段階で計550万ドル用意されている。研究開発センター設立には1500万ドル投資し、リチウム電池材料を回収するコスト効果の高い再利用プロセスの開発を目指す。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード リチウムイオン電池 | アメリカエネルギー省 | 再利用コンテスト | 再利用研究開発センター | クリティカルマテリアル | 重要鉱種の安全で安定した供給確保 | 重要鉱種の再利用・再加工技術の開発
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