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 ナイジェリア、電子機器リサイクルイニシアティブを開始

発表日:2019.06.19


  ナイジェリア政府、地球環境ファシリティ(GEF)、国連環境計画(UNEP)は、ナイジェリアで電子機器の循環システムの構築をめざす1500万ドルのイニシアティブを立ち上げたと発表した。同国では、国内で発生する電気電子機器廃棄物(E-waste)が2017年には29万トンにのぼり、2009年比で170%増加しているのに加え、国外からのE-wasteも大量に受入れており、全体で年間50万トンを処理している。10万人が非公式のE-waste部門で働き、不適切な処理方法によって有害物質に直接に曝露し、健康被害を受けている。また廃棄物の投棄・焼却により、重金属・ダイオキシン類・難燃剤などが大気、水、土壌へ放出され、環境にも大きな脅威となっている。一方で、1トンのE-wasteには同量の金鉱石の100倍の金が含まれるほか、プラチナやレアアースなど希少で貴重な物質も含まれており、これらを安全に効率よくリサイクルすることは大きなビジネスの機会である。電子機器部門の実際的な循環モデルの開発により環境保護と安全な雇用の創出を推進し、同様のアプローチを他のアフリカ諸国などへも広めたいという。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 国連環境計画 | 廃棄物 | 地球環境ファシリティ | 健康被害 | 環境保護 | 循環システム | ナイジェリア政府 | 電気電子機器廃棄物 | 循環モデル
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