欧州委員会は、2019年9月23日にニューヨークで開かれる国連気候行動サミットを前に、EUが気候行動の加速を改めて約束する政策文書を公表した。EUは、2050年までに気候中立を達成することを目標とし、EU域内の「エネルギー同盟」の構築を図り、パリ協定の約束履行に向けた法的拘束力のある枠組みを設けるなど、気候行動で世界を牽引している。すでに2020年の温室効果ガス(GHG)排出削減目標を上回る結果を出し、1990~2017年はEUのGHG排出量を23%削減する一方で58%の経済成長を遂げ、低排出経済へと順調に移行している。また2013年からEU適応戦略により国や地域の適応行動を促進。パリ協定に基づく長期戦略の提出も2020年前半を目指している。気候変動に関する最新の世論調査では、EU市民の93%が気候変動を深刻な問題と捉え、EUが積極的な気候行動を取ることを強く支持しているという。またEUは世界の公的気候資金の40%以上を提供。EU及びその加盟国からの拠出額は2013年以降2倍以上となり年間200億ユーロを超える。
情報源 | 欧州委員会 プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 温室効果ガス | 欧州委員会 | EU | 気候行動 | パリ協定 | エネルギー同盟 | 国連気候行動サミット | 公的気候資金 |
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