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 欧州委員会、デンマークおける二酸化炭素回収・貯留技術の普及を支援

発表日:2023.01.12


  欧州委員会(EC)は、二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)技術の普及を支援する、11億ユーロのデンマークの制度を承認した。同国は同資金により、大気中に放出されるCO2の削減と産業プロセスの脱炭素化のために用いられるCCS技術の普及を促進する。これにより、CCS技術に対する投資家の信頼が高まり、CCS技術の将来の応用にかかるコストが削減され、同国におけるCCS市場の発展が促進されると期待される。今回の承認には、2022年1月より開始した気候・環境保護・エネルギーに関する国家補助ガイドライン(CEEAG)が適用された。同制度により、同国では年間最低でも40万トン、20年間の契約期間全体では800万トンのCO2の回収・貯留が可能になると予想される。また、同制度は同国の温室効果ガス排出量を2030年までに1990年比で70%削減する取り組み、および欧州グリーン・ディールの下での欧州連合(EU)の2050年の気候中立目標の達成に貢献するものである。

情報源 欧州委員会(EC) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会(EC)
分野 地球環境
キーワード CCS | 二酸化炭素 | 温室効果ガス | 欧州委員会 | EU | デンマーク | コスト | 欧州グリーン・ディール | 気候中立目標 | CEEAG
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