国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、2019年4月までに各国から提出された報告に基づき、世界の気候行動と支援の状況をまとめた報告書を公表した。報告書は9月にニューヨークで開催される国連気候行動サミットへのUNFCCCからのインプットとして作成されたもので、条約発効後の進捗状況を報告し、豊富な知見と経験を提示して2020年までに提出される国別約束(NDC)をより意欲的なものとする後押しをする。増大する気候関連の影響、各国の温室効果ガス(GHG)排出削減・気候変動回復力構築のための対策、途上国が気候目標達成のために受けている資金・技術などの支援が報告されている。気候変動の脅威に対する危機感は広く共有されており、各国の気候行動の制度的条件は整いつつあるが、GHG排出は依然として増加傾向が続き、パリ協定の目標達成には行動の加速が不可欠だという。2019年は同サミットの他に、地域気候週間(8月、9月)とCOP25(12月)が開催され、気候行動の機運を高める機会になるとみられる。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | 国連気候変動枠組条約 | 気候行動 | パリ協定 | 国別約束 | COP25 | 地域気候週間 | 国連気候行動サミット | 気候支援 | 気候変動回復力構築 |
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