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 世界気象機関、2020年5~6月の気温は平年よりも高くなると予測

発表日:2020.05.12


  世界気象機関(WMO)は、2020年5~7月における世界の気候状況の予測を発表した。同発表資料によると、エルニーニョ・南方振動(ENSO)とインド洋ダイポールモード現象の両方が中立状態であるにもかかわらず、2020年5~6月における世界の大部分の海面水温は平年値よりも高くなり、特に熱帯域と北半球の大部分では陸地の気温が平年よりも高くなると予測された。気候変動により気温、海面水温、および海洋熱が上昇しており、これが熱帯低気圧や降雨パターンに見られる極端な気象イベントに大きな影響を与えているため、ENSOが中立状態の時でさえも以前より気温が高くなっている。海面水温は、熱帯(太平洋中部と東部の一部を除く)および中高緯度帯の両方で平年値を上回ると予測される。東部太平洋赤道域の大部分で予測されるほぼ平年値に近い海面水温は、熱帯の大気循環と気候に顕著な影響を与える可能性がある。

情報源 世界気象機関(WMO)プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 気候変動 | 世界気象機関 | 海洋熱 | 海面水温 | 熱帯低気圧 | 大気循環 | 降雨パターン | インド洋ダイポールモード現象 | エルニーニョ・南方振動 | 気候状況
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