欧州環境庁(EEA)は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)に提出された公式データを用いた分析を基に、欧州連合(EU)加盟国とEUから離脱したイギリスの2018年の温室効果ガス排出量は二酸化炭素換算(CO2e)で43億9,200万トンであり、2017年と比較して2.1%減少したと報告した。2018年の同排出量を1990年と比較すると23.2%の減少となる。EU市民1人当たりの平均排出量は、1990年の12.2トンから2018年は8.9トンにまで減少した。2018年の排出量削減の3分の2は熱・電力分野が占めており、石炭燃焼による排出量は5,000万トン近く減少した。排出量はほぼすべての分野で減少したが、輸送部門は増加している。同報告書が示したEUにおける排出削減の要因には、EUおよび各国の政策、再生可能エネルギーの利用拡大、石炭からガスへの転換、エネルギー効率の改善、欧州経済の構造変化、景気後退の一時的な影響、1990年以降の冬の温暖化などが含まれている。
情報源 | 欧州環境庁(EEA)ニュース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | イギリス | EU | 欧州環境庁 | 温暖化 | 国連気候変動枠組条約 | 温室効果ガス排出量 | 石炭燃焼 | 欧州連合加盟国 | 熱・電力 |
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