国連の気候変動交渉が、スペイン・バルセロナで2009年11月2日に開幕した(会期11月6日まで)。これは、タイ・バンコクでの会合(9月28日~10月9日)に続くもので、12月の第15回気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)に向けた最終準備会合となる。今回の会合には、181ヶ国の政府代表団を含め、4000人以上が参加する予定。特に、気候変動への適応、技術協力、途上国における森林減少に伴う排出量の削減、能力開発の強化が重点的な議題となる見込みだ。また、工業国が提案している排出削減目標について、国連の気候変動担当高官は、現在の目標は野心的なものではなく、各国がさらに目標を引き上げ、京都議定書に関する交渉を加速する必要があるという認識を示した。一方、途上国における資金・技術的なリソースについては、COP15で大幅に拡大することが9月の国連気候サミットで合意されたことを踏まえ、国連気候変動枠組み条約のデ・ブーア事務局長は、COP15前に、工業国による貢献を明確にすること等が必要だとしている。
情報源 | 国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局 プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CO2 | 温室効果ガス | 京都議定書 | UNFCCC | COP15 | 適応 | 削減目標 | 気候変動枠組み条約 | バルセロナ | 技術協力 |
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