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 国際エネルギー機関、アメリカ・中国の温室効果ガス排出削減目標を評価

発表日:2009.11.26


  アメリカと中国が相次いで温室効果ガス削減目標を打ち出したことを受けて、国際エネルギー機関(IEA)は、気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)で有意義な合意に達するための重要な足がかりになると歓迎している。アメリカの打ち出した目標は、温室効果ガス排出量を2020年までに2005年比で17%削減するというもので、中国の目標は温室効果ガスの排出集約度(国内総生産(GDP)あたりの排出量)を2020年までに2005年比で40~45%削減するもの。いずれも、IEAが2009年版世界エネルギー展望(WEO)で示した、大気中の温室効果ガス濃度を450ppm(CO2換算)で安定化させるシナリオ(産業革命前からの気温の上昇を2℃以内に抑制することにつながる)に沿った目標である。ちなみにWEOの450ppmシナリオでは、アメリカについては国内で18%減、中国については47%の改善が目標とされていた。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | 中国 | アメリカ | 国際エネルギー機関 | IEA | COP15 | 削減目標 | 世界エネルギー展望
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