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 国連環境計画、モーリシャスでの油流出事故はサンゴ礁の生態系保護のための努力が必要と報告

発表日:2020.08.24


  国連環境計画(UNEP)は、2020年7月25日に日本の貨物船がモーリシャス沖で座礁して燃料の重油を流出させた事故に関して、サンゴ礁をはじめとする環境への影響を憂慮する記事を掲載した。モーリシャスは環境緊急事態宣言を出して災害対応を進めているが、マングローブやサンゴなどの海洋生態系や生息地の脆弱性が浮き彫りになった。同事故の2ヶ月前、国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)は、サンゴ礁を守るための勧告を採択した。この勧告は、2021年5月に決定される生物多様性条約(CBD)のポスト2020生物多様性枠組の中で、サンゴ礁の生態系の変化を検知して保護するために、明確に定義された指標でモニターすることを目指している。サンゴ礁の保護は、国連の「生態系回復の10年」(2021~2030年)の中心的な役割を果たしており、今こそ世界的なサンゴ礁の危機に対処する時である。

情報源 国連環境計画(UNEP)ニュース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 健康・化学物質 自然環境 環境総合
キーワード サンゴ礁 | 国連環境計画 | 生物多様性条約 | マングローブ | 海洋生態系 | サンゴ | 国際サンゴ礁イニシアティブ | 生態系回復の10年 | モーリシャス沖 | 環境緊急事態宣言
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