国連環境計画、地球環境の傾向を膨大なデータで見守る「世界環境状況室」を紹介

発表日:2020.09.10

国連環境計画(UNEP)によると、ビッグデータは1990年代よりもはるかに簡単に地球環境の傾向を見極めることができるため、UNEPは2019年に実証プラットフォームとなる「世界環境状況室(World Environment Situation Room)」を設置した。同室は、ほぼリアルタイムで気候データを照合しており、世界の気温とCO2濃度の上昇傾向について懸念すべき状況を描いている。注目すべきは、世界的なCO2濃度の上昇傾向が加速していることであり、1960年には年間0.9ppmの増加であったが、1980年は1.21ppm、2000年は1.83ppm、2020年は2.51ppmと増加ペースが加速している。COVID-19の影響により、2020年第1四半期の世界のエネルギー需要は、2019年第1四半期と比較すると3.8%減少したが、CO2排出量全体にはまだ明確な影響は与えていない。UNEPの気候分野の専門家は、「長期的な傾向で見ると、CO2排出量と大気中のCO2レベルの間には強い相関関係がある。排出ギャップが拡大すると、パリ協定の主要な目標を達成できなくなる危険性がある」と述べた。

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