アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2020年の大西洋ハリケーン・シーズンが2020年11月30日で終了することから、同シーズンの記録を総括した。2020年のシーズンは、名前が付けられた熱帯低気圧が30個発生し、うち12個が北米に上陸、また13個がハリケーンとなり、6個は大型(major)ハリケーン(最大風速49m/s以上)に発達した。熱帯低気圧の発生数は、2005年の28個を上回り過去最高となり、ハリケーン数としては2番目に多かった。2020年のシーズンは、2020年9月18日に大西洋地域の命名リスト21個を使い切ってしまったため、史上2回目となるギリシャ語のアルファベットをシーズンの残り期間に使用することになり、リストの9番目の名前である「イオタ」まで続いた。大西洋のハリケーン・シーズンは5年連続で平年を上回る活動となっており、このハリケーン活動の増加は1995年に始まった大西洋数十年規模振動(AMO)の暖かい期間に起因する。このような活動期は約25~40年続く傾向がある。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA)メディアリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | アメリカ海洋大気庁 | ハリケーン | 熱帯低気圧 | 大西洋数十年規模振動 | 大西洋ハリケーン・シーズン | 大西洋地域 |
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