アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、五大湖のひとつであるミシガン湖の深層水温が上昇する傾向にあり、深刻な生態系の変化が予見されると報告した。ミシガン湖の季節的な変化が気候変動によってどのような影響を受けているかを30年分の深層水温の測定データを用いて調査した結果、夏の湖面で起きていることが、冬の湖の深層水に影響を与えていることが分かった。この長期的なデータから、ミシガン湖の深層水が温暖化する傾向を示していることを裏付けた。過去30年間、気候変動によって秋の冷気の到来が徐々に遅れているため、ミシガン湖の深層水はこの変化を反映して冬の季節が短くなっている。同庁はブイから吊り下げた計測器を使って湖の様々な深度の水温を過去30年間にわたり、1時間間隔で記録している。このように深さ方向の水温を長期間観測している大きな湖は、ミシガン湖が世界で唯一と思われる。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA)ニュース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 生態系 | 気候変動 | アメリカ海洋大気庁 | 温暖化 | 五大湖 | ミシガン湖 | 深層水温 |
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