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 アメリカエネルギー省、化石燃料由来の水素製造・輸送・貯蔵・利用を改善するプロジェクトへの資金拠出を発表

発表日:2021.01.15


  アメリカエネルギー省(DOE)は、脱炭素化されたエネルギーと商品生産のため、化石燃料を利用した水素の生産、輸送、貯蔵、利用のための技術開発を目的に1億6,000万ドルの連邦資金を提供する計画を発表した。化石燃料からの水素製造は現在、最もコストの低い方法であり、製造時の炭素排出量をゼロに近づけるための研究開発として、1)天然ガスに廃棄物やバイオマスをガス化した低コストの原料を混合し、燃焼前炭素回収を組み込んだ炭素排出量ゼロまたはマイナスの水素製造、2)固体酸化物形電解セル(SOEC)によるコスト効率の良い水素製造、3)天然ガスから水素を生産するプラントの二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)システムの商業規模での設計、4)高純度水素、水素と天然ガスの混合ガス、その他の炭素中立燃料(アンモニアなど)を燃料とするガスタービンシステムの性能向上、5)水素パイプラインや水素の地下貯蔵のコストと性能の向上、などを行う。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE)エネルギーニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境 環境総合
キーワード アメリカエネルギー省 | バイオマス | 天然ガス | 化石燃料 | 炭素排出量 | 脱炭素化 | 固体酸化物形電解セル | CCUSシステム | 炭素中立燃料 | 水素パイプライン
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