世界資源研究所、米国が気候変動を抑制しながら食料を増産する方法を紹介

発表日:2020.08.20

世界資源研究所(WRI)によると、米国は世界で最も農業生産性の高い国のひとつであり、1997~2017年までの間に生産量を約30%増加させた一方で、温室効果ガス(GHG)排出量はわずか7%しか増加していない。しかし、世界の食糧需要は2010~2050年の間に56%増加すると予測されており、同期間における農業とそれに関連する土地利用の変化により、世界のGHG排出量の約4分の1を発生させる予測になるため、さらに農業生産の効率を向上させる必要がある。米国が農業生産を増やしながらGHG排出量を減らすためには、1)農地面積を拡大することなく生産性を向上、2)米国の農業におけるGHG排出量の40%以上を占める家畜飼育に伴う排出量の削減、3)米国の農業におけるGHG排出量の約半分を占める肥料使用に伴う排出量の削減、4)農場での再生可能エネルギー利用と農機のエネルギー効率の向上、5)農場や牧草地の植生の工夫と土壌中の炭素の安定化、6)農場で廃棄する作物の削減、といった努力が必要である。

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