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 欧州化学物質庁、持続可能な射撃と魚釣りに向けて鉛の使用制限を提案

発表日:2021.02.03


  欧州化学物質庁(ECHA)は、狩猟や屋外でのスポーツ射撃で使う鉛の弾丸と、魚釣りの錘やルアーに使われる鉛の使用がもたらす健康への影響と環境リスクを評価し、EU全体での制限が妥当と結論付けた。同庁の提案は次の通り。1)射撃用に販売・使用されている鉛の弾丸は5年間の移行期間を経て原則として販売と使用を禁止する。2)魚釣り用に販売・使用される錘とルアーの鉛は、50g以下の場合3年間、50gを超える場合は5年間の移行期間を経て禁止する。提案が採択された場合、環境への鉛の排出量を20年間で約170万トン削減することになる。鉛の使用制限の提案は、湿地帯やその周辺での狩猟やスポーツ射撃用の鉛を対象としたものが既に行われており、2021年1月の「化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則(REACH)」で採択され、2023年2月15日からすべてのEU諸国で適用される。今回の提案はこれに続くものである。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA)ニュース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質 水・土壌環境
キーワード 化学物質 | 鉛 | 環境リスク | 欧州化学物質庁 | REACH | スポーツ射撃 | 弾丸 | 魚釣り | 錘 | ルアー
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