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 フランス、欧州における鉛とフマル酸ジメチル(DMF)の使用・販売の規制を提案

発表日:2010.06.07


  フランスは、欧州における鉛とフマル酸ジメチル(DMF)の使用と販売を規制するよう、欧州化学物質庁(ECHA)に申請していたが、このほどそれが受理された。欧州REACH規則(化学物質の登録・評価・認可に関する規則)では、特定の化学物質の使用や販売により、管理されていないリスクが発生し、欧州レベルでの対応が必要と加盟国または欧州委員会が判断するときは、その物質の生産や使用を規制するための文書を作成するように定めている。フランスが提出したのは、この規則に基づいて欧州レベルの対応を求めるものとして初の申請で、鉛とDMFを対象とする2件。鉛に関しては、鉛と鉛化合物のアクセサリー(装身具)への使用と、それを含有するアクセサリーの販売の禁止、またDMFに関しては、この物質を含有する物品の使用と販売の禁止をそれぞれ申請している。DMFは欧州市場での販売が一時的に禁止されているが、今回はこの禁止措置を欧州域内で永続的に行おうというもので、提出に当たって必要な専門的評価はフランス環境労働衛生安全庁が実施した。

情報源 フランスエコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | フランス | 鉛 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 | フマル酸ジメチル | DMF
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