フランスで初めてのCO2隔離・貯留実証試験施設が、同国南西部ピレネー・アトランティック県のラックに設置され、オープニング式典に、エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省のレタール大臣らが参加した。この実証施設は、エネルギー企業のトタル社が操業するもの。12万トンのCO2を地下4500mにある古い天然ガス層に抽入し、貯留する予定だという。フランスでは、CO2隔離・貯留(CCS)技術の開発を何年にもわたって促進してきており、環境グルネル(環境懇談会)の勧告を受け、環境・エネルギー管理庁(ADEME)が運営する実証基金により、技術の実証試験などが行われている。CCSの発展は環境面で非常に重要で、特定の産業部門からの排出削減対策となり、地球温暖化防止に役立つと期待されている。国際エネルギー機関(IEA)では、CCSによって、2050年までに、世界全体の温室効果ガス排出量の約20%を削減できるという推計を示している。
情報源 | フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 プレスリリース(2010年1月13日) フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 プレスリリース(2010年1月8日) |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CCS | 地球温暖化 | 実証事業 | フランス | 温室効果ガス | CO2隔離・貯留 | ADEME | エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 | 地層 | 環境・エネルギー管理庁 |
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