アメリカ海洋大気庁、2020年の温室効果ガスによる地球温暖化への影響を報告

発表日:2021.05.24

アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、COVID-19パンデミックによる経済減速の影響はほとんど無く、人為起源の温室効果ガスによって地球温暖化が進行していることを報告した。2020年における年次温室効果ガス指標(AGGI)の比較によって、基準年である1990年に比べて主に人間活動に起因する熱が47%多く地球の気候システムに取り込まれたことが示された。また、急速な上昇が継続している世界平均でのメタン濃度は1,879ppmに達し、観測史上最大の年間増加量を記録した。世界平均での二酸化炭素濃度は、2019年から2.6ppm増加して412.5ppmであり、同庁が記録を取り始めた1980年以降において6番目に大きな年間増加量となった。パンデミックによる経済の減速がなければ、2020年の増加量は過去最大であった可能性がある。一方で、クロロフルオロカーボン(CFC)などのオゾン層を破壊するガスは、モントリオール議定書で採択された規制により2020年も減少を続けている。

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