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 イギリス気象庁、自然変動の地球温暖化における影響などについて解説

発表日:2022.01.20


  イギリス気象庁(MetOffice)は、自然変動が地球温暖化に与える影響などについて、解説した。2021年は世界的に暖かい年となり、温室効果ガスによる温暖化が進行している。大気中の温室効果ガスの濃度は年々高まっているのに、地球の年平均気温が毎年上がらない理由には、エルニーニョ・ラニーニャ現象などによる、自然変動の影響が挙げられる。世界の気温は特に同現象の影響で変動性があり、各年の気温記録が前年よりも高くなるとは限らないが、172年間の全記録を見ると、長期的な温暖化は明らかである。人間が放出した温室効果ガスによって地球システムに閉じ込められた過剰な熱のうち、90%以上が海に放出されている。地表温度とは対照的に、海洋貯熱量は過剰なエネルギーが蓄積され続けるにつれて、より着実に上昇する。2020年に引き続き、2021年にも海洋貯熱量が過去最高を記録した。地表温度以外の気候指標を考慮することで、気候の変化の全体像を把握することができる。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice)ブログ
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | 温室効果ガス | イギリス気象庁 | エルニーニョ | ラニーニャ | 自然変動 | 地球システム | 年平均気温 | 地表温度 | 海洋貯熱量
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