ニュージーランド環境省は、同国政府による最初の温室効果ガス排出削減計画を公開した。同計画は、2022~2025年の最初の排出収支(emissions budget)を達成する方法と、将来の排出収支の達成を軌道に乗せる方法を示している。また、輸送、エネルギーと産業、建築と建設、農業、林業、廃棄物、フッ素系温室効果ガスなど、経済のあらゆる部門にわたって行動を起こすことが求められている。低排出経済への移行は公平かつ包括的でなくてはならず、政府、先住民族、地方自治体、産業界、企業、地域社会が協力し合うもので、同計画の策定には、1万人以上の国民が協力した。計画実施のため気候緊急対応基金が設立され、ニュージーランド排出量取引制度(NZ ETS)より資金を調達した。同計画は一連の計画の第一弾であり、排出収支ごとに新しい排出削減計画が作成され、低排出の未来への移行方法について、国民が意見を述べる新たな機会が設けられる。次の計画は、2024年12月31日までに発表される予定である。
情報源 | ニュージーランド環境省 ニュース |
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国・地域 | ニュージーランド |
機関 | ニュージーランド環境省 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 温室効果ガス | エネルギー | 廃棄物 | 輸送 | 基金 | 排出量取引制度 | ニュージーランド | ニュージーランド環境省 | 温室効果ガス排出削減計画 |
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