欧州環境庁(EEA)は、初のEU生物多様性ベースラインを作成している。2010年初頭、欧州委員会(EC)はポスト2010年の生物多様性政策の選択肢を示すとともに、2020年までの生物多様性保護の目標を設定した。またこの2020年目標の達成状況を適切に測るには、信頼できる生物多様性ベースラインを設定することが最優先であるとの見解を示した。ベースラインの作成は、これを受けて実施されたものであり、欧州環境庁が欧州生物多様性問題センター(European topic Centre on Biological Diversity)と共同で実施している。ベースラインの基になっているのは、種や生息地、生態系に関する既存のデータで、一連の欧州指標のほか、鳥類指令や生息地指令の実施過程で収集された信頼できるデータである。ベースラインは2010年6月に完成する予定。ベースラインを設定するためにまとめた資料は、2010年6月1日のグリーンウィーク開会式で発表されるという。
情報源 | 自然環境保全欧州センター(ECNC) ニュース |
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国・地域 | EU |
機関 | 自然環境保全欧州センター(ECNC) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | モニタリング | 生態系 | 自然環境保全欧州センター | ECNC | 生息地 | 指標 | 2020年目標 | ベースライン |
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