カナダ政府は、ガソリン中の再生可能燃料の混合率を平均で5%とすることを決定した。この規則は、2010年12月15日に施行される予定である。カナダは、温室効果ガス排出量を2020年までに2005年比で17%削減する公約を掲げており、今回の規則は、カナダ全体の温室効果ガスの約4分の1を排出している運輸部門の排出量削減に向けた施策の1つである。また、再生可能燃料の新たな市場の開拓により、農業を支援し、カナダ経済の強化も目指すという。今回義務化されるガソリンでの混合比率に加え、カナダ政府は、ディーゼル燃料および暖房用燃料中の再生可能燃料の混合率2%も検討しており、実現すれば、州の規則と併せて2012年には温室効果ガスを4メガトン(100万台の車両からの排出量に相当)まで削減できるという。カナダ政府は米国と連携して、北米全体の車両排ガス規制にも取り組んでいる。
情報源 | カナダ環境省 プレスリリース |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境省 |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | CO2 | 温室効果ガス | 燃料 | ディーゼル | カナダ環境省 | ガソリン | 経済 | 運輸部門 | 排ガス |
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