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 カナダ、ディーゼル・暖房用燃料中の再生可能燃料混合比を2%とする規則制定へ

発表日:2011.02.10


  カナダ政府は、ディーゼル燃料及び暖房用燃料への再生可能燃料の混合比率を、平均2%とする規制を制定すると発表した。温室効果ガスの排出削減を目的としたカナダの再生可能燃料規則が2010年9月1日に公表され、ガソリンについては、すでに平均5%の混合が義務づけられている。今回の導入に際し、政府は産業界と連携して実証実験を実施し、2%の混合は技術的にも実現可能との結果が得られたことから、規則制定へと動き出した。カナダ再生可能燃料戦略の下に実施されるこれらの使用義務規則と州規則を併せれば、温室効果ガスの年間排出量を400万トン(車両100万台分に相当)削減できるという。運輸部門における排出削減は、2020年までに2005年比17%削減するとした同国政府目標の達成のための重要な鍵である。同国では、再生可能燃料規則のほかに、乗用車の排出削減の規則を定めているが、今後は大型車における排出削減につなげていくとしている。なお同規則は、官報に掲載後、60日間のパブリックコメントを経て、政府案では2011年7月1日に施行される。

情報源 カナダ環境省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境省
分野 地球環境 環境総合
キーワード 温室効果ガス | ディーゼル | カナダ環境省 | ガソリン | 暖房 | 運輸部門 | 再生可能燃料 | 乗用車 | 大型車
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