オスパール条約の第3回閣僚会合が2010年9月23日と24日、ノルウェーのベルゲンで開かれた。この条約は北東大西洋の海洋環境保護のための条約であり、フランスも締約国である。会合では、公海に6つの海洋保護区(総面積:28万5000km2)を新たに指定することが合意された。大西洋中央海嶺の一連の海底山など多様な生態系を含むこれらの保護区は、まさに真の生態系ネットワークであり、今回の指定で世界初の海洋生態系保護区ネットワークが誕生したことになる。会合で発表された『2010年オスパール条約地域の健全性報告書』では、北東大西洋海域の健全性は改善し、種や生息地の保護の面でも改善が見られるものの、海洋生態系の健全性については目標が達成されておらず、多くの問題が残っていることが示された。今回の保護区指定は、こうした問題に対処しようとするもので、フランスのエコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省のボルロー大臣は今回の合意を歴史的瞬間と歓迎し、今後も国際的で迅速な取り組みが重要だと述べている。
情報源 | フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 |
分野 | 地球環境 自然環境 |
キーワード | フランス | 海洋保護区 | 生息地 | 大西洋 | エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 | 海洋生態系 | 生態系ネットワーク | オスパール条約 |
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