地球規模の気候変動に関するピューセンターは、炭素回収貯留(CCS)による温室効果ガス(GHG)排出削減量の算出方法を開発するプロジェクトに着手した。CCSは石炭火力発電所のGHG排出削減における重要技術のひとつであり、今回のプロジェクトにより、GHG排出削減戦略としてのCCS技術の展開と、CO2の安全な回収及び恒久的な貯留の実現に向けた議論の進展を促す。このプロジェクトは、CCS事業者が、GHGの回収、運搬、貯留の3要素すべてについて、削減量の計算・報告を一つの手法で対応できるようにするためのもので、この手法は削減量の測定及び監視の優良実施例となるほか、さまざまなタイプの回収場所・貯留場所に適用できる。ピューセンターでは、この定量化法の2011年初頭の公開を目指し、産業界、研究機関、非政府団体等の専門家による作業グループを招集している。同センターのエイリーン・クローセン代表は、「石炭は豊富で安価な資源。将来も使用していくにはCCS技術の発展が不可欠」だとし、このプロジェクトに期待を寄せている。
情報源 | 地球規模の気候変動に関するピューセンター プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | 地球規模の気候変動に関するピューセンター(現:気候エネルギーソリューションセンター(C2ES)) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CCS | 石炭 | 温室効果ガス | 石炭火力発電 | 地球規模の気候変動に関するピューセンター | 炭素回収・貯留 | 定量化 |
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