海外ニュース


 アメリカ国立科学財団、地球の生物多様性を多面的に研究する14プロジェクトを助成

発表日:2010.10.05


  アメリカ国立科学財団(NSF)は、「多面的生物多様性プログラム」の下で14プロジェクトを助成すると発表した。地球上の生物について、これまで何世紀にもわたり新たな発見が行われてきたが、今日、その大部分が解明されないまま、世界中で急速かつ永久に生物多様性が失われつつある。こうした生物多様性の減少により、生態系サービスを提供する網の目状の生命系のつながりが失われ、食料や繊維、バイオ技術といった分野での有益な発見も途絶えることになる。この現実を受け、同プログラムでは、遺伝学的、分類学的、機能的な側面から生物多様性を統合的に捉える新たな手法を用いて、進化や生態学的なプロセスにおける生物多様性の重要性を研究するプロジェクトを助成する。今回助成が決定した各プロジェクトのテーマは、森林の変化、海洋微生物、ミツバチ、河川の生物多様性、進化史など。プログラムの実施期間は10年の予定で、地球上の生物の範囲と役割に関する記述や解釈が大幅に書き換えられるものと期待されている。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 森林 | アメリカ国立科学財団 | NSF | 河川 | ミツバチ | 生態系サービス | 海洋微生物 | 進化 | 分類
関連ニュース

関連する環境技術