ドイツ連邦環境省(BMU)は、自然保護と観光を両立させた「グリーンベルト」モデル事業の実証・開発について、4年間の成果を発表した。これは、地域の自然、文化、歴史を活用した、魅力的な自然体験ツーリズム創出を目的としたもので、旧東独との国境付近3地域が「グリーンベルト」モデルに選ばれていた。同事業では、BMU及び連邦自然保護庁(BfN)が、約240万ユーロの支援のほか、州への自然保護区域の無償委譲及び約6万ヘクタールへの保全事業を実施。さらに、地元関係者や環境団体BUNDも協力し、野生動物観察や相互交流型の登山・サイクリング、携帯電話やMP3プレーヤーを利用したガイド等、地域の魅力を最大限に生かした観光と持続的な自然利用の両立、地元への利益の還元が可能なモデルを作り出した。BMUでは、事業終了後も、より多様なプログラム提供により、地域を主体とした取り組みのさらなる推進を目指すと同時に、他地域へのノウハウ移転を行っていきたいとしている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | ドイツ連邦環境省 | BMU | 自然保護 | 自然体験 | 観光 | 自然観察 | グリーンベルト | 登山 | サイクリング |
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