ドイツ連邦とザクセン・アンハルト州は、州内の約1700ヘクタールの土地の恒久的保全協定に合意した。これにより、国内最大のビオトープネットワークである「グリーンベルト」(緑の帯)の最後の空白部分がつながった。国内に点在する自然遺産地域を結ぶグリーンベルトは、バルト海沿岸からバイエルン州まで、総面積約7000ヘクタール、距離にして約1400キロメートルに達することになる。これには、90年代初頭、109の異なる生息空間と160種の絶滅に瀕する種の生息が判明した東西ドイツ時代の国境地帯も含まれ、同事業は、再統一を果たした現代ドイツのシンボルでもあるという。連邦と同州は、グリーンベルトの合意と同時に、ハルツ国立公園内の自然遺産地域約1800ヘクタールを国から州へ譲渡する協定にも合意し、同州の管理する自然遺産地域は3500ヘクタールとなった。国内全体では12万5000ヘクタールに及ぶ自然遺産の保全について、連邦環境省(BMU)のハイネン・エッサー政務次官は、将来世代のためにも、貴重な自然を永続的に保護することの重要性を強調した。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | ビオトープ | ドイツ連邦環境省 | BMU | 絶滅 | 生息地 | 生物種 | グリーンベルト | 自然遺産 |
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