2020年までに100万ヘクタール以上の耕作放棄農地を原生自然地域に戻すことを目指す「ヨーロッパ原生自然再生(Rewilding Europe)」イニシアチブが、2010年11月18日、正式に発足した。この発足にあたりブリュッセルで開催された式典では、オランダのローレンティン王女が議長を務めた。この活動では、第1弾として、カルパティア山脈東部、同南部、ドナウ川デルタ地域、ベレビト山地、イベリア半島東部の5件のパイロットプロジェクトに着手する。この「ヨーロッパ原生自然再生」イニシアチブは、耕作放棄地やこれに関連する過疎化等の社会経済問題をチャンスととらえ、原生自然地域の観光等を通じて地域社会の活性化に役立てることを目標とするという。WWF、アーク財団等の非政府団体が創始した活動で、自然環境保全欧州センター(ECNC)は公式パートナーとしてこれに参加する。
情報源 | 自然環境保全欧州センター プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 自然環境保全欧州センター(ECNC) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 自然再生 | 自然環境保全欧州センター | ECNC | 地域活性化 | 社会経済 | WWF | 観光 | 耕作放棄地 | 原生自然 | 過疎 |
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