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 イギリス政府、園芸用ピートの段階的使用禁止提案についての意見募集を開始

発表日:2010.12.17


  イギリス政府は、園芸用ピート(泥炭)の使用について、公共部門は2015年まで、園芸愛好家は2020年まで、農家等事業者は2030年までに禁止するという政策提案を示し、その意見募集を2010年12月17日から開始した。ピートは事実上再生不可能な資源であり、園芸用ピートの採取で、温室効果ガスの排出、希少な自然生息地や遺跡の損傷といった問題が起きている。イギリスでは年間300万立方メートルの園芸用ピートが使用され、このうち愛好家の利用が69%、事業者が30%を占める。近年、培養土中のピートの使用削減が進んでいるが、リチャード・ベニヨン自然環境大臣は、「自然環境を守り温室効果ガスの排出を削減するにはいっそうの使用削減が必要。すでにピートを含まない質の良い代替品が出回っており、2030年までの全廃は可能」としている。意見募集は、DIY用品店、園芸用品店、用土メーカー、自治体、非政府団体等の広範な利害関係者を対象とし、提出された意見は2011年春に発行予定の『自然環境白書』に掲載される。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | DEFRA | 農業 | 生息地 | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 園芸 | 泥炭 | ピート
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