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 アメリカ国立科学財団、10年後の気候変動とその影響を予測する地球システムモデルの開発を助成

発表日:2011.10.26


  アメリカ国立科学財団は、連邦諸機関との共同研究プログラム「地球システムモデルを利用した今後10年の地域気候予測」(EaSM)の下、地球システムモデル開発のためのプロジェクトに助成を行うことを決定した。同プログラムは、気候変動に関する予測の信頼性を高め、今後の意思決定に役立てることが目的。気候変動の影響はこれまでの予想より切迫化、深刻化しているとして、気候システムを動かす物理的、化学的、生物学的、及び人間活動のプロセスの相互作用を理解することによって、世界・地域レベルで10年単位の気候変動の予測を実現することを目指すという。助成を受ける科学者らは、気候変動によって生態系や人間活動が受ける影響の定量化や、人間と環境が相互に影響し合う“フィードバックループ”の特定・定量化等に取り組む。具体的なテーマは、大気化学とアジアの気候、地球資源の国際交渉における気候要因、気候変動に対する都市環境の脆弱性、今後数十年の南アメリカの農業計画、気候変動に対する気象の応答、アメリカ北東回廊地域の気候予測モデル構築など。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース 
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | アメリカ国立科学財団 | NSF | 気候予測 | 農業 | 都市環境 | 人間活動 | EaSM | 10年単位 | フィードバックループ
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