アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2011年10月28日朝、アメリカで最新の極軌道衛星の打ち上げに成功したと発表した。この衛星は、NASAのNPOESS準備プロジェクト(NPP)による地球観測衛星で、北極と南極を結ぶ軌道(極軌道)の上空512マイルの高さを周回する。およそ90日後に観測を開始し、102分で地球を一周しながら、搭載された最新機器で大気や陸域、海洋に関する詳細な情報を収集するという。このデータを、NASAは研究ミッションとして、NOAAは長・短期の気候予測及び環境モニタリングに利用する。2011年には、実際に極軌道衛星によるデータが破壊的な竜巻の予測に役立ったことから、NOAAは、深刻な気候災害を引き起こす前兆を把握し、いち早く予報するためにもこうした新世代の衛星システムが求められているとしている。このNPP衛星は、共同極軌道衛星システム(JPSS)と呼ばれる次世代の衛星への橋渡しの役目を果たすものと言われている。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 人工衛星 | モニタリング | NOAA | アメリカ海洋大気庁 | 気候予測 | NASA | 地球観測 | 海洋観測 | 防災 | 陸域観測 |
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