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 北西ハワイ諸島の海洋ナショナル・モニュメント、特別脆弱海域に指定

発表日:2008.04.04


  固有の海洋生態系を抱える北西ハワイ諸島のパパハナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメントが、新しく国際的な保護区の指定を受けた。7,000種以上の海洋生物が生息し、4,500平方マイルものサンゴ礁が分布するこの海域は、2008年4月3日に国際海事機関(IMO)によって特別脆弱海域(PSSA)の指定を受け、生態学的・文化的に重要な海洋資源を船舶から保護するための国際的な対策が講じられることとなった。5月1日からは、国際海図上で「避航水域(ATBAs)」と記載され、この海域の脆弱な海洋資源(サンゴ礁など)への航行回避が促されるとともに、IMOに承認された船位通報制度により、特別脆弱海域を通過するアメリカ発着の船舶には、モニュメント管理者への通報が義務付けられる。アメリカ海洋大気庁(NOAA)のローテンバッハ局長は「今回の指定は、この海域を航行する世界中の船舶に細心の注意を喚起させるだろう」と歓迎している。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) ニュースリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境
キーワード 国際海事機関 | 生態系 | NOAA | IMO | サンゴ礁 | アメリカ海洋大気庁 | ハワイ | ナショナル・モニュメント | パパハナウモクアケア | 特別脆弱海域
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