アメリカエネルギー省(DOE)は、向こう3年間で電気自動車充電器のコストを半減させるために、総額約700万ドルの研究開発費助成を行うと発表した。同時に、電気自動車の増加が送配電設備の負担にならないよう、充電器の性能を高め、スマートグリッド技術への適合を図る。これにより、送配電網を通じた電力の供給力と信頼性をいっそう高めることができ、電力使用のピーク時や利用頻度の高い充電所における効率的な管理が可能になるという。助成対象に選定されたのは4事業。このうち2つは一般家庭での自家用車充電用設備の効率向上や充電制御の高度化を図るもので、あとの2つは企業・公共用に、貨物自動車等を含む多数の自動車を充電するための設備である。それぞれの担当メーカー4社は、DOEの支援を受け、充電器の設計改良等の開発作業に取り組む。DOEのチュー長官は、「電気自動車充電器の機能強化と価格低下は、電気自動車を普及させ石油依存からの脱却を進めるための重要なステップである」として、研究開発の成果に期待を表明した。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 電気自動車 | アメリカエネルギー省 | DOE | 研究開発 | スマートグリッド | 助成 | 充電器 | コスト | 電力供給 | 送配電網 |
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