アメリカエネルギー省(DOE)は、2015年までに電気自動車(EV)を100万台普及させるというオバマ大統領の目標について、「野心的な目標だが、追加政策によって達成可能」とする報告書を発表した。報告書では、米国内におけるEVの普及状況や、DOE支援によるEVのインフラ整備・研究開発・実証プロジェクトの詳細を伝えるとともに、今後のEV市場の拡大見通しについて分析。それによると、業界各社の生産計画から見て、EVの生産能力は目標達成を妨げるものではないという。ただし、技術開発の推進やコスト削減、EV需要拡大の面で、アメリカ再生・再投資法によるこれまでの措置に加え、大統領が提案している3つの追加政策、すなわち、1)EV購入者への経済的支援(最大7500ドル)を、現行の「税額控除」から「購入時の払い戻し」に変更し、購入時にすぐ適用できるようにする、2)電気駆動、バッテリー、蓄電の技術開発に充てる予算を増額する、3)EVのインフラ整備に注力する都市(最大30件)に対して助成金を交付する、が必要と指摘している。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 電気自動車 | アメリカエネルギー省 | DOE | EV | 充電インフラ | オバマ大統領 | 蓄電 | 研究開発 | 助成 | アメリカ再生・再投資法 |
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