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 アメリカ環境保護庁、2010年の全米有害物質排出量は前年比16%増と公表

発表日:2012.01.05


  アメリカ環境保護庁は、2010年に国内で排出された有害化学物質に関するデータや廃棄物管理等の情報をまとめた有害化学物質排出目録(TRI)の最新分析結果を発表した。分析によると、大気への有害化学物質総排出量は前年より6%減少し、この数年間減少傾向にあるものの、水や土壌への排出はそれぞれ9%、28%増加しているという。環境全体への総排出量は39億3000万ポンドで、前年より16%増加しており、金属鉱業部門における増加が主な要因として挙げられるという。TRIは、「緊急事態計画および地域住民の知る権利法」に基づき、製造業や電力会社、有害廃棄物処理施設などの施設から毎年報告される有害化学物質の排出量等の情報をまとめたもの。地域社会にこのような情報を提供することで、地域の緊急計画の立案や公衆衛生を支援し、市民の健康や環境の保護に重要な役割を果たしている。今回の報告書には、各施設における汚染削減への取り組みや、経済的要因がTRIデータに及ぼす影響に関する情報も盛り込まれている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 水・土壌環境
キーワード 土壌汚染 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 有害化学物質 | 水質汚染 | TRI | 地域社会 | 公衆衛生 | 排出目録 | 金属鉱業部門
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